椎間板ヘルニアはどれくらい通えば良くなるか?|目安通院回数

腰痛で、原因が特定できる比較的多い疾患が腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアです。

ヘルニアとは脱出という意味で、その名のとおり背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板が断裂し中の髄核が脱出して神経を圧迫するもの。痛み・しびれの症状が出るとされています。

20~40代に多く発症します。

 

椎間板ヘルニアと診断されても、周りの筋肉で支えれる状態をつくれば改善出来る場合があります。

大事なことは

1) ヘルニアがあるから痛むのではなくヘルニアが出ている周りの関節や筋肉、靭帯が炎症を起こしているから痛むのです。

2) 炎症を抑えると痛みは解消します。

3) 多くのヘルニアは何年もかけて少しずつ出てくるもので、急に重たいものを持ったとか、ぎっくり腰になったりなどで通常ヘルニアにはならないです。

長年の身体のトラブルの結果、重症化されて、症状が強く出ている場合が、ほとんどで、筋肉が弱りきった状態になっています。

施術過程の中で、変化を感じられない停滞期なども出ますが、お身体にとって良い刺激を入れ続けて筋肉で支えれる状態をつくれば必ず変化は出て来ます。

残念ながら1回ですべてを良くするといったことはできません。しかし、最後まで諦めずに真摯にあなたの椎間板ヘルニアを良くしていくために全力を尽くします。

 

椎間板ヘルニアが落ち着くまでの

目安通院回数

・軽症…5回~8回

・中症…9回~12回

・重症…13回~

 

神経整体では基本は8回の施術により、

・血流を良くすることで今の痛み、症状を軽減させる

・痛み、症状があるという間違った信号(神経伝達)を出させないようにする

・痛み、症状の記憶が消えるよう身体全体を正常な状態(神経伝達)に整える

上記のように脳から今まで使えていなかった筋肉に神経伝達が行くように施術させていただきます。

 

痛み、症状が良くなるまでの通院回数や期間は、症状の程度や年齢などによって変わります。また必ず治るという断言もできません。しかしこれまでの経験である程度の目安はお伝えすることができます。

以下当院の症例です。(症例ブログにて更に詳しく載せています。)

 

症例1 女性 20代 症状解消まで5回 介護士 期間33日

介護をして椎間板ヘルニア、左股関節痛、左下半身のしびれが出た症例

4~5年前に某病院で椎間板ヘルニアと診断される。5日前にに腰痛が悪化。左の股関節の痛み、座っていられない程の左殿部から下半身の痛みとしびれが出て、仕事中も痛みが気になって集中できないので、ホームページで当院を知り来院。

施術経過:
1回目

初回施術後に左股関節の痛みが解消。また、座っていられない程の左殿部から下半身の痛みも軽減。セルフケア、家での過ごし方もお伝えして、お身体を回復させるきっかけをつくる。

2回目~3回目

週に1回、隔週に1回通院。左下半身の痛みとしびれが楽になり、その状態が馴染むよう施術。

4回目~5回目
週に1回通院。日常生活、仕事中でも支障ないように上半身から下半身の調整を行い。痛み、症状解消。

その後8回まで脳から今まで使えていなかった筋肉に神経伝達が行くように施術。

伝えたセルフケアで管理のもと卒業。

 

症例2 男性 40代 症状解消まで9回 内装業 期間33日

足のしびれと腰の痛みが毎晩のように続いた症例|40代男性

 

2年前に腰椎ヘルニアと診断を受ける。以来痛みの症状と付き合いながら生活。1週間ほど前から左下半身の痛みが強くなり夜寝ていても3~4回痛みで目が覚めるようになり薬を飲んでも軽減せず、ホームページで当院を知り来院。

施術経過:

1回目~4回目

週に2回のペースで通院してもらい、腰周りから下半身の踏み込む筋肉を調整、痛みをラクにするよう施術。2回目まで自覚変化があまり無かったが、セルフケア、自宅での過ごし方を指導。3回目の時点で座ったり、屈んだりの動作の痛みが少し軽減する。夜寝ている際の痛みは残る。4回目の施術で上半身から下半身の筋肉にかけ身体のバランス調整を行うよう施術。

5回目~7回目

週に2回のペースで通院。この期間の座ったり、屈んだりした際の痛み、症状のレベルはあまり変わらず停滞期となる。この間は、脳から出る動きの信号の流れを良くして、間違った信号を送らないように、身体に覚えさせ習慣化する施術を行う。夜寝返りを打つ際の痛みは軽減。日常での仕事の可動範囲は増える。

8回目~9回目

週に1回通院。8回目でかなり痛み、症状がラクになる。9回目にほぼ痛み、症状は感じなくなり、痛みで夜目覚める事も無くなり、一旦卒業。その後は当院で伝えたセルフケアにて自分自身で管理するよう指示。

 

症例3 女性 30代 症状解消まで13回 営業職 期間72日

腰痛、2人出産後より毎朝起床時に続いた症例|30代女性

お子様2人出産後5~6年前より症状が出る。起床時の動き出しの際、毎朝腰からお尻周りが痛む。某整形で椎間板ヘルニアと診断され、痛みと付き合いながら生活する。来院1か月前よりくつ下を履くのも困難になり、通っていたスポーツジムも行けなくなるほど痛み、ホームページで当院を知り来院。

施術経過:

1回目~3回目

週に2回のペースで通院してもらい、腰周りから下半身の硬くなった筋肉を調整し、血流を良くしていくことを目的に痛みをラクにするよう施術。初回時は自覚変化があまり無く、セルフケア、自宅での過ごし方を指導。2~3回目来院時に起床時の症状軽減を自覚。

4回目~6回目

週に2回のペースで通院。症状に波が出て来て、腰痛が気にならない日も出てくる。5~6回目に掛けてスポーツジム再開して悪化せず。6回目の際にくつ下を履く際の痛みがラクになる。上半身から下半身に掛けて身体のバランス調整をするよう施術する。

7回目~11回目

週に1回のペースで通院。脳に間違った信号を送らないように、身体に覚えさせ習慣化する施術を行う。この期間の状態の痛み、症状のレベルは痛みが気にならないラクな状態、以前ほどでは無いが、起床時、くつ下を履く際に痛いような状態と日によって波があり、この状態が続き停滞期となる。

12回目~13回目

週に1回のペースで通院。12回目、13回目と、日常生活で負荷を掛けても腰痛が気にならなくなる。

その後月に2~1回のペースでメンテナンス、当院で伝えたセルフケアを行いながら更に良い状態をつくって卒業する。

 

症例4 男性 60代 症状解消まで15回 教員 期間82日

椎間板ヘルニアの痛みで立ち仕事が出来なくなった症例|60代男性

腰椎椎間板ヘルニアの手術を4年前にするが、2か月前より症状が再発する。腰から特に右下半身に掛けて痛み、しびれが強く、授業(仕事)、台所仕事(自宅での家事)も元々立位で出来ていたものが、椅子に座らないと出来なくなる。また、椅子に座るのも長く座っていると痛みが出る。階段上り下りも、足が上がらなくなり、何かにつかまりながらでないと出来なくなる。ホームページで当院を知り来院。

施術経過:

1回目~7回目

週に2回通院。痛み、症状をラクにするために足腰の筋肉を中心に施術。経過を見て上半身から下半身の身体のバランス調整を行う。初回時は変化わからずも、4回目来院時に立位、座位共に軽減自覚。6回目施術後から授業(仕事)、台所仕事(自宅での家事)を椅子なしでも出来るようになる。

8回目~13回目

週に1回通院。身体のバランス調整、脳に間違った信号を送らないように、身体に覚えさせ習慣化するよう施術。10回目から階段の上り下り軽減自覚。その後11~13回目まで痛くなったり、ラクになったり繰り返し、身体にはあまり変化を感じられず停滞期となるも、強い症状は出なくなる。

14回目~15回目

週に1回通院。14回目あたりから良い状態の期間が長くなりだし、15回目で生活の中で負荷を掛けても痛み、症状が気にならなくなり、生活、仕事において支障がなくなる。

その後は約2か月後に1回メンテナンス通院をして、伝えたセルフケアで管理のもと卒業する。冬季の雪かき、スキーなども出来るようになり支障なし。

 

症例5 女性 40代 症状解消まで16回 公務員 期間95日

手術をすすめられた椎間板ヘルニア・坐骨神経痛の症例

慢性的な腰痛持ちで20代、30代で1度ずつ椎間板ヘルニアと診断される。来院6日前に重量物を持ち上げてから、徐々に腰から左下半身の痛みが強くなり、夜寝てる際に痛みにより1時間置きに目が覚めてしまうようになる。来院前日に某整形で椎間板ヘルニアと診断され、痛み止めを処方され、引かなければ手術も検討するように言われる。その日の夜も痛みが変わらず改善に期待が持てず歩くのも困難な為、仕事休み、ホームページより当院を知り来院。

施術経過:

1回目~3回目

週に2~1回通院。夜寝ている際に痛むとのことなので、寝た状態でリラックス出来るよう痛みをラクにするよう施術。腰から足に掛けて踏み込む筋肉の緊張(硬くなっている状態)があったので、まずは硬くなった筋肉を調整し、血流を良くしていくことを目的に施術。セルフケア、自宅での過ごし方も指導する。

1回目施術後は変化はわからなかったが、その日の夜は寝れるようになり、次の日歩く際の痛みも軽減して仕事へ行く。2回目で歩く際の痛みも軽減したと自覚。施術の際に良くなっていく過程の中で、可動範囲が増えると負荷が掛かり、症状に波が出ると説明、日常生活も必要最低限の事のみと指示する。3回目も筋肉の緊張がまだ十分に取れていないため、初回と同じ施術。

4回目~6回目

週に2回通院。4回目来院前夜より再度強い症状が出て悪化する。歩くのも困難になり仕事を休み来院。2回目の際に説明した良くなっていく過程の中での症状と再度伝え、施術して来院時には変化わからなかったが、次の日歩く際の痛み軽減して仕事へ行く。5回目は、歩くの軽減も、夜寝てる際に2~3回痛みで目覚める。6回目に夜寝ている際痛みで目覚めないようになり背中から頭にかけても筋肉の緊張があったので上半身から下半身に掛けて身体のバランス調整をするよう施術する。

7回目~13回目

週に1回通院。7回目来院前日より日常生活でしていた腰サポーター(コルセット)を除去、日常生活も出来る事を増やしていっても良いと指示する。症状は、髪を洗う際の前屈み姿勢、靴下を履く際の痛みが残存する。その後8~13回目まで痛くなったり、軽減したり繰り返し、身体にはあまり変化を感じられないようになり、停滞期もあったが、根気よく施術を続けてくださり、その間仕事を休む程の強い症状は出なくなる。この間は残った違和感を良くしていき、脳に間違った信号を送らないように、身体に覚えさせ習慣化する施術を行う。

14回目~16回目

週に1回通院。14回目あたりからくつ下を履く際の痛み、症状がラクになる。髪を洗う際の前屈み姿勢の痛みは残る。15~16回目には良い状態の期間が長くなりだし、夕方以降の腰周りの倦怠感、髪を洗う際の不安感は残るも、仕事中も気にならないぐらい調子の良い日も出て、ほぼ痛み、症状が気にならなくなる。

その後は月2~1回のペースでメンテナンス通院、当院で伝えたセルフケアで管理する。

 

痛みを放置すると怖い本当の理由

腰痛で苦しむ方の85%はその原因の特定ができません。これを非特異的腰痛と呼びます。

非特異的腰痛は、画像診断と症状が一致しないため、原因の特定が難しい腰痛です。そのため慢性化しやすく、結果的に難治性となりやすい腰痛です。

 

国際疼痛研究学会(IASP)は痛みを以下のように定義しています。

原文

An unpleasant sensory and emotional experience associated with, or resembling that associated with, actual or potential tissue damage.

和訳

「(痛みは、)実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」

つまり痛みとは、いま身体に起こっている外的な刺激だけではなく、精神的な経験という「心=脳」も関係しているということなのです。

 

あなたを苦しめる症状も、実は脳が作りだした痛みを感じている可能性があります。中枢神経(全身に指令を送る神経系統)が痛みを記憶しているのだと言われています。

 

慢性症状の厄介なところは、最初は脳が作りだした痛みだったとしても、その痛みが実際に腰回りの筋肉を緊張させ、硬くなり血流を悪くしてしまうことです。血の流れが悪くなると痛みの元となる発痛物質を出します。そしてやがてその痛みや血流の悪さは一か所だけにとどまらず、肩こりや頭痛など他の部位にまで悪影響を及ぼすのです。

つまり放置してしまうことで

・中枢神経(全身に指令を送る神経系統)などが痛みを記憶する

・痛みが筋肉、血流循環に影響してさらに痛くなり、身体中に悪影響する。

といった悪循環があなたの身体に起こります。まさしく慢性化した状態です。

そうならないためには、軽く見て放置せずに、しっかり良くしていくことが重要です。

 

当院のコンセプトは

『施術で関わった人の【人生】を変える』

この投稿を見て当院に興味持ってくれたら嬉しいです!

当院のYouTubeチャンネルでセルフ整体、健康情報あります!来院出来ない方にはおすすめ!

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当院へのアクセス情報

住所〒063-0804 北海道札幌市西区二十四軒4条4-13-2
予約当院は完全予約制となっております
営業時間平日9:00-12:00(最終受付) / 15:00-20:00(最終受付) 土曜日9:00-12:00(最終受付) 日曜日9:00-12:00(最終受付) / 15:00-20:00(最終受付) 祝祭日9:00-17:00(通し営業)
定休日水曜日
電話011-688-8321